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データセンターとクラウドインフラ

データセンター・クラウド・ハイブリッドインフラの設計から運用まで

このページの内容 7

インフラサービス

  1. データセンター設計とビルドアウト
  2. クラウドアーキテクチャと移行
  3. ハイブリッドインフラ統合
  4. 災害復旧計画
  5. 電源と冷却の最適化
  6. セキュリティとコンプライアンス実装
  7. 継続的監視とサポート
  8. 容量計画とスケーリング

日本のインフラ環境は「グローバル標準」の延長線上にはない

日本でデータセンターやクラウドを運用する際、グローバル本社が見落としがちな現実があります。EU十分性認定によるデータ流通、地震対策の耐震等級、NTTを中心としたキャリアエコシステム — どれもグローバルITポリシーのコピーでは対応できません。イソリアは、こうした日本固有のインフラ要件を本社が理解できる言葉に翻訳し、グローバル戦略との整合を実現するパートナーです。

データ保護と国際データ移転

日本のデータ保護制度は、移転先によって対応が異なります。EU向けには2019年に確立された相互十分性認定(2024年再確認済)があり、同等の保護基準に基づく自由なデータ流通が可能です。一方、米国向けには十分性認定がないため、標準契約条項(SCCs)または拘束的企業準則(BCRs)を別途用意する必要があります。

金融庁・厚労省管轄の業界や政府案件では、国内データ処理が依然として求められるケースもあります。本社に「なぜリージョンごとに戦略を変えるのか」を説明する際、この制度的な非対称性を数字と条文で示すことが重要です。

グローバルインフラ戦略との整合

本社への報告で最も説明しづらいのが、コストと期間の根拠です。

EU向けは十分性認定を活用して効率化できる反面、米国向けはSCCs管理のオーバーヘッドが発生します。災害対応にしても、海外標準のBCPと日本の地震・津波を前提としたDR要件は設計思想が根本的に異なります。イソリアはこの差異をグローバル報告フォーマットに落とし込み、予算承認を通しやすくします。

サーバーラック背面の冗長電源ケーブル — 赤と青で2系統のUPSを色分け

冗長電源の色分け管理: 赤と青のケーブルが別々のUPSに接続され、片方が停止しても機器が稼働し続ける設計。

写真: 株式会社イソリア

キャリアと災害対応

日本のインフラ調達は、キャリアとの関係構築が前提です。NTT東西、KDDI、ソフトバンクのいずれを選ぶかで、ダークファイバーの可用性やクロスコネクトの条件が変わります。加えて、建築基準法・電気通信事業法の規制遵守、データセンター契約の商慣習対応も必要です。

地震対策も海外への説明が難しい領域です。耐震等級、冗長電源設計、燃料備蓄の長期運転要件 — いずれも国際保険基準やコンプライアンスフレームワークに照らして正当性を示す必要があります。イソリアはこれらの技術要件を国際基準の言語で文書化し、グローバルDR計画への統合を支援します。

イソリアの役割

26年以上年以上にわたり、多国籍企業の日本法人向けにデータセンターとクラウドのソリューションを展開してきました。日本の規制をグローバルチームに伝える「翻訳者」であると同時に、キャリア調整、災害対応計画の統合、継続的な運用報告まで一貫して担います。

エンタープライズデータセンターのネットワーク機器

マネージドデータセンターのネットワーク機器 — 冗長接続と整理されたケーブル配線。

写真: 株式会社イソリア

データセンターサービス

物理施設の新規設計から日常運用まで、一貫して対応します。

施設設計とビルドアウトでは、耐震対応ラック設計、冗長電源分配とUPS、耐震取付対応の精密空調、日本消防法準拠のクリーンエージェント消火設備、生体認証・監視セキュリティシステム、構造化配線インフラを扱います。設計はすべて建築基準法と関連電気規格に準拠しています。

コロケーションをご利用のお客様には、ラックスペース配分、キャリアクロスコネクト、リモートハンドサポート、環境監視を提供します。施設事業者との日本語でのやり取りもイソリアが代行するため、外資系企業にありがちなベンダー対応の遅延を防げます。

プライベートデータセンター運用では、電源・冷却の最適化、容量計画、セキュリティコンプライアンス監視、定期レポートを実施します。ベンダー関係の維持、メンテナンスウィンドウの調整、日英両言語でのドキュメント管理まで含め、お客様の施設運用を全面的に担います。

クラウドインフラサービス

戦略策定と移行

日本でのクラウドプロジェクトは、規制制約がアーキテクチャにどう影響するかの把握から始まります。コンプライアンス要件(EU十分性認定状況、業界固有規制、データ居住要件)に基づきプロバイダーを評価し、日本のキャリア接続事情を踏まえた移行計画を設計します。

移行の実行は、アプリケーション互換性評価、データ移行計画、テスト・検証、カットオーバー調整までライフサイクル全体をカバーします。50名規模のオフィスから数千名規模の企業まで、多様な移行実績があります。

プラットフォーム対応

日本で稼働する主要クラウドプラットフォームすべてに対応しています。

AWSAzureGCP
日本リージョン東京、大阪Japan East、Japan West東京、大阪
主な強みVPC/IAMの成熟度、最広サービス群Entra ID連携、ArcによるハイブリッドKubernetes (GKE)、データ分析
DR方式クロスリージョン複製(東京 ↔ 大阪)East/Westフェイルオーバーペアクロスリージョン、マルチクラスタ
一般的な用途汎用ワークロード、スタートアップ、エンタープライズMicrosoftスタック環境、ハイブリッドIDコンテナネイティブ、ML/AIワークロード

国内プロバイダー(NTTコミュニケーションズ、富士通クラウド、IIJ等)をご利用の場合も、グローバルインフラとの統合や日本語ベンダー対応を代行します。

ハイブリッドクラウドと接続

日本拠点の多くは、オンプレミスと1つ以上のクラウドを組み合わせたハイブリッド構成になります。接続レイヤーの設計・実装を担当します。VPNトンネル、専用線接続(AWS Direct Connect、Azure ExpressRoute、Cloud Interconnect)、ルーティングアーキテクチャ、フェイルオーバーロジックを構築し、データ同期、バックアップ戦略、災害復旧テストまで対応します。

セキュリティ・コンプライアンス・監視

セキュリティとコンプライアンスの詳細は、セキュリティおよびコンプライアンスのページをご覧ください。データセンター・クラウドインフラにおいては、APPI対応、ISO 27001管理策、業界固有要件(金融庁、厚労省等)をインフラ設計段階から組み込んでいます。後付けではありません。

管理対象のインフラ全体にわたり、システムヘルス、パフォーマンスメトリクス、容量使用率、セキュリティイベントを常時監視しています。このデータをもとに定期的なパフォーマンスレビューと容量計画を行い、推測ではなくデータに基づいたスケーリング判断を実現します。インシデント対応、変更管理、メンテナンスのスケジューリングも、継続運用サービスの一環です。

まずはご相談ください

データセンターの選定、クラウド移行の計画、既存の日本インフラの運用管理委託をご検討中であれば、お気軽にお問い合わせください。

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